1月17日、ターナー色彩株式会社(大阪)まで行ってまいりました。
朝5時に起き、新幹線で東京から大阪へ。
行くからにはしっかりレポ書いて伝えるぞ~とやる気です。
色々工場の中を見せていただいたり、絵具のことを熱くお話しさせていただいたり。
素敵な1日を過ごさせていただきました!
工場見学の記事はまやさんのブログで!
ターナー色彩株式会社とは
アクリル絵具、アクリルガッシュ、透明水彩などの絵具や、
ミルクペイント、アイアンペイントなどの塗料をメインに製造しています。
「色」にまつわるサービスを作り続けている会社です。
透明水彩だと青いセットが馴染みがあるかもしれません。
ホネもPR記事を2記事書いています。
社食美味しかったです!
なんと社食も食べさせていただきました!いいのかな……!?
この日はチキン南蛮と魚から選べまして、ホネはチキン南蛮をチョイス!
マカロニが付いてきています。
ボリュームがあり、とても美味しかったです!
ごはんと汁物は自分でよそうスタイルだったので、ちょっと少なめに。
……というか、自分がもやし入れるのが下手で笑いましたw おやおや。
プチインタビューしてきました!
そして恒例の?インタビュー。
今回は時間の都合上ミニバージョンとなりました。
塗料と絵の具、どちらがメインになりますか?
ターナーさん
そうですね~難しいですね。
「ターナー色彩株式会社」という名前からもあるように、元々絵具からスタートした経緯があるんですけど、塗料も出てきて。
強いて言えば、色彩に関することは全部ですね。
透明水彩の海外色で、例えばクローブとかフレッシュウォーターとか、硬めでパレットに入れると割れることもある。これはなぜか。
ターナーさん
白の顔料の量が、他の色に比べて多いと思います。
ホネ山
パレットで割れたり剥がれた時はアラビアゴムメディウムを一滴出してくっつけているんですけど……。
ターナーさん
そうですね!それでいいと思います。
アクリルのジャパネスクカラーと水彩のジャパネスクカラーって顔料は共通でしょうか?
ターナーさん
共通ではないですね!
ホネ山
ではそこは違うということで!
ターナーと共同開発されたカキモリのインクですが、経緯をご存じの方いらっしゃいますか?
ターナーさん
元々は染料のインクを作られている会社で、「顔料インクにトライできるか」というご依頼でトライさせていただきました。
絵具の技術を生かしつつ、インクの良さも生かしつつ。うまくそこはバランスとっていきました。
ホネ山
私も実はカキモリのインク愛用していまして、ベースカラー買って調合して、ロットリングに入れて使っています。
セットの色選びてってどんな感じで行われていますか?
ターナーさん
基本的には色相環から選びます。
コンセプトがある場合はコンセプトに寄った色の選択になります
ホネ山
和のカラーに合った時は和のカラーに合わせて、みたいな。
ターナーさん
そうですね!
(補足:別のタイミングで伺ったお話)
ターナーの透明水彩の基本色は、一度フルリニューアルをして事実上後発なので、海外の絵具を参考にした。
日本の絵具の中ではちょっと明るめのチョイスになっている。
通常24色セットの色見本でしたら下記記事にございます!
調色体験やってきました!
そしてなんと調色体験ができるということで!ただただ感謝です。
ホネのリクエストは「くすんだ紫」にしました。
今日のために、白い顔料と黒い顔料とジオキサジンバイオレットをあらかじめ配合したとのことです、
ん、なんか小さいロールミル(工場で絵の具を磨り潰して混ぜ合わせる機械)が用意されているぞ?
ということで作ってまいりましょう!
まずは絵の具(混ぜ合わせ済)とメディウム(配合済み)を乳鉢に入れて混ぜます。
ここまでならホネ山もやったことあるぞ!
混ぜるとこんな感じになります。
この時点ではまだ灰色。くすんだ紫ではないぞ?と思っていたのですが。。。
指で磨り潰すと紫が出てくるじゃないですか!
技術の方曰く、この段階ではまだ絵の具同士が磨り潰されている状態ではないとのこと。
ここから3本ロールミルで絵の具同士を磨り潰していきます。
一番奥と真ん中の中間に絵具を垂らすと、3本のロールミルがぐわわわ~と回って、絵具を押しつぶしてくれます。
手前に垂れてくるのが出来た絵具なので、それをもう1回奥に垂らしに行きます。
この作業を5~10回ぐらい繰り返すと、だんだんと色が混ざってくるとのことでした!
(ダイジェスト動画を撮りました)
これがほぼ完成の段階の図です。
瓶に入れて、良くかき混ぜたら完成!
自宅で、ハーフパンに移しました!
これでくすみ紫が塗れるぞおおおおお!!
終わりに
家に着いたのは21時。丸1日の遠足でした。
(週末まで何とか仕事して持ちこたえさせて、土曜日が爆睡でしたw)
いや~、とても楽しかったです!
このような機会をくださったターナー色彩の皆様、
一緒についてきてくださった枯葉庭園さん、まやさん、(都合がつかず来れなかった方も!)、そして記事を見てくださった方、本当にありがとうございます!!!
そしてこのような機会がまたございましたら、見ている方に情報や空気をお裾分けできるように、引き続き頑張っていきたいです!