こんにちは。ホネ山です。
今回はPR記事第2弾、ポールルーベンスの絵の具についてです!
2021/11/23現在、このブログには分離色と蛍光色のみ掲載ですが
ポールルーベンスはどんどん新商品が出るので、何か購入次第、こちらに加えていきます!
第1弾のラメ入り水彩紙はこちら。
ポールルーベンスとは
中国の画材ブランドです。上海奥文画材有限公司という会社が運営しています。
中国の芸術家が自信を持って自国の製品を使用できるように、研究&改善を重ねて
中国のアーティストグレードの画材ブランドができたのポールルーベンスということです。
オフィシャルサイトはこちら!
http://www.paulrubensart.com/en/index.php
通常の色に加え、分離色(これは手に入りにくい)、蛍光色、キラキラ、ダスクカラーなど
水彩沼民のコレクター心を煽る色が満載です。
特にパッケージの可愛さ、デザインの完成度は世界中でも際立つと思っています。
絵を描く材料という事だけじゃなく、手に取った時のワクワク感と、コレクションしたときの満足感にも気を配っているんですよね。
そして新商品の出るペースが速いです!
体感的に、四半期に1度ぐらいは新しい商品が入ってきています。
公式Twiterはいまのところみつからないので、日本の代理店スタッフさんのTwitter(個人アカウントですがお店の情報も多いです)をチェックしておくと新商品を抑えることができます。たまにクーポンも出ています。
価格・取扱い店について
欧米の輸入品よりはお安いかな?といったところですが、たまに同じぐらいの価格の商品もあったりします。
全般的には海外絵の具の中ではお求めやすいと思います!
セットで3,000円~5,000円ぐらいの価格帯で、バラ売りはしていないようです。
取り扱いは今のところ通販(Amazon、楽天のみ)です。
◆Amazon
Amazon.co.jpで見る
◆楽天
楽天で見る
分離色のおはなし
ということで、早速絵の具紹介に入ってまいります!
分離色につきましては、しんせつなペイトさんにおすそ分けいただいたものです。
本当にありがとうございます!!
顔料データにつきましてもこの記事をググっとガン見して書き写しましたw
色見本を作ってみたよ!
ダニエルスミスの分離色にちょっと似ているなぁと思うのですが、
これはこれでお国柄が出ている渋い色。
個人的には月色紫の有限さが一番好みです。いつか装飾や背景塗るのに使いたいですな~!
※分離色はAmazonや楽天に売っていないので、
個人輸入で探すか持っている方からおすそ分けしてもらうかになると思います。
ポールルーベンスの分離色を検索する
蛍光色のおはなし
そして今回(11/23更新分)のメイン、蛍光色です!
いざ開封!
やっぱりパッケージが激カワ!蛍光色の良さを生かすデザインが最高だと思います!
ということで、安全性の基準をクリアしたAPマーク付きなのは嬉しいですね!
↓APマーク解説
ついつい絵具で描いているときに(糖分が借りなくなって)お菓子をつまみたくなったり、ジュールを飲みたくなったりするので、このマークがついているかついていないかで制作中の危機感が違いますw
パレットに出してみるとこんな感じ。赤とピンクがめっちゃ多いです(でも全部違う色)
乾かした後の溶け具合は結構固め。
リス毛や猫毛などやわらかくて繊細な筆をお使いの方は固めず都度出しにした方がいいかもしれません。
色見本を作ってみたよ!
またこれ、色の再現が超難しく!
蛍光の明るさを再現するために、紙を暗くしました。
極力実際の色に近づけていますが、限界がありますw
実際は紙が明るくなるともっと絵具も明るくなると考えていただけたらと!
まぶしーーーーー!!!!
特に黄色のまぶしさったら!マジで紙より明るいです。
試しに発光モチーフを描いてみました。
左が背景色をバーっと塗ったあとに蛍光黄を重ねたもの、
右が蛍光黄で縁取りしてから背景色を隙間に流し込んだもの。
蛍光黄だけで発光物体を描こうとすると、(紙より塗ったところの方が明るいので)、最終的にシルエットがぼけることが分かりました∑(ºロºlll)
一方、ブルーやパープル系は落ち着いた明るさ。
元の蛍光ブルーとかの顔料が明度低いんですよね。
ブルーだと(蛍光色ではない)コバルトターコイズのほうが明るいと思います。
ちなみにスキャンするとこんな感じ。黄色やオレンジの良さがなくなります。
ポールルーベンスの分離色を検索する
顔料の表記は無しでした。
メーカーの方にお話を聞いたところ、どの色にも蛍光顔料が使われているらしいとのことですが
単一ではなく他の顔料と混合されている可能性もあるので、絵の具検索では顔料不明で作っています。
ほかの蛍光色と比べてみるとどのぐらい鮮やか?
こんな感じです。
水色のファイルのほうが、オペラ耐光性選手権に出てきた蛍光色などの戦士たち。
クサカベのパッションオレンジ、月光荘のトライアンローズがいい勝負になりますが、
ポールルーベンスの鮮やかさは抜きんでています。
その分、多分耐光性には期待できないと思います。
実験していないですが、
蛍光顔料は光に弱いので、直射日光にさらすとかなり色は落ちると予想しています。
展示目的の絵や、額に入れて飾る目的の絵に使うのは正直お勧めしにくいです。
(自分は描いた絵はファイルに入れて閉じて保存しているので、あまり気にしないで耐光性の低い顔料もバンバン使います)
蛍光色作例1:蛍光色だけで塗ってみると。。。
予想通り、めっちゃまぶしくなりますwww
紙の色味に近づけて補正するほどドギツくなる仕様w
薄塗りだとなかなかドリーミーになるので、絵柄によってはベストマッチかもしれません。
そして黒を混色で作るのがとても大変でしたw
混ぜても混ぜても明るい色しか出来上がらないのでw
黒色は素直に普通の絵の具から持ってくるのがいいと思います。
蛍光色作例2:蛍光色をポイントで使う
作例1を描き、「そもそも全部蛍光色にするより、ポイント使いしたほうが明るさを強調できて良さ身が伝わるんじゃないの?」
と思い、もう1枚作例を描くことに。
今度は「暗い背景に蛍光色がチカチカしている絵がいいなぁ」と内容を考え、
キャラクターが魔法鞭から雷を起こしているシーンにしようと思いました。
そんな絵はアナログで描いたことがないので、下書きも塗りもなかなか大変でしたw
線画もとても細かかったです。
で、完成したのがこちら。
光がまぶしい!
透明水彩の限界を超えるような、ものすごくまぶしい絵になったぞ!
ということで、暗い背景に蛍光色をポイント使いするとめっちゃ映えます。
使い方としてはこれが個人的におススメです。
とにかく発光モチーフがめっちゃ描きやすくなります。
テクニック面で頑張らなくても光るので難易度がぐっと下がります。
発光に関しては、私もいろいろ頑張っていたんですよね~w
で、「加工なんじゃないの?」と思う方のための補正なしバージョンも、Twitterからアップしますw(仕上げ前なので原画が荒れています)
ね、本当に原画も光っているんですよ~!!
ということで、RPG風ファンタジーっぽい絵を描きたい自分としては、
相性抜群なことが分かりました。
個人的に、「もっと戦っているシーンや魔法を使っているシーンを描きたい!」って思っているので
その際はガンガン蛍光絵具を使っていきます。
蛍光黄は一軍パレットに加わりました。
ほかにも、暗闇の中でコンピューターをカチカチ叩くシーンや、サイバーパンク的な背景、ネオン街など、透明水彩で描くのは難易度が高そうなモチーフも、蛍光絵具を使うことで描きやすくなります。
あと、別のいいところとしては、重ね塗りしたときに明度彩度をほぼ落とさないところです。(元の色と重ねる色にもよりますが)
これはオペラを重ねた時も同じ感想を持つと思います(元の色の彩度や明度を落とさずに色調をピンク寄りにできる)
その、他の色バージョンが叶うということです!
「あ、このパーツ、もっと緑っぽくした方が全体のバランス取れるなぁ」なんてときに、蛍光緑や黄色を使うなど、
仕上げに行くにしたがって役立つ絵の具だと思います。
おまけ(ここから自己責任) ちょっと絵具が固めなので、はちみつを混ぜてみたところ。。。
この絵の具の難点は固めるとヌルっと溶けないこと。
結構こすって筆に乗せていたのですが、とても繊細なリス毛筆愛用者としては、極力筆を気付つけたくなく。。。
蜂蜜の入った絵具は溶けやすい(固まりにくい)と評判なので、
蜂蜜を買ってきました!
※メーカーの方からは特に推奨されていません!ここからはホネ山が勝手にやった自己責任ゾーンです。
結果、3日たっても全く固まる気配なしですw
絵具を増やして混ぜて、現在2日ほど経っていますが、引き続き微塵も固まりません。
筆で掬うとトロっとしていますw
蜂蜜を混ぜるときは慎重に。。。
所感
PR企画として「蛍光色の魅力解剖するぜ~!」と意気込みましたが
思わぬところで自分の書きたいモチーフとの相性の良さを発見することができました。
これからも魔法を使っているような絵をバンバン描きたいので
末永くお世話になる絵具だと思います。絵柄や書きたいモチーフが合いそうな方は是非。
商品詳細・ご購入はこちらからどうぞ!
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