こんにちは。ホネ山です。
今日はTwitterで質問を回答したときのログというか、まとめがあったらいいなぁと思ってまとめました!
脱タイトル詐欺!ビギナーさん向けの質問に回答してみたい!
はい。思っていました。
うちのサイトはタイトル詐欺だとw
「水彩絵の具使ってみた!」というより「水彩絵の具使いまくっています!絵の具大好き!」
って方を対象にしたコンテンツが多く、タイトルを見てサイトやTwitterを見てくださっている方をがっかりさせていないかと。
ということで質問を募集しました!
いただいた質問の回答をまとめます。
Twitterから少し加筆している場合があります。
ジャンルはまちまちですが、同じことを疑問に思った方が検索したときに引っかかったらいいなぁと。
載せた質問は
・自分の言葉で答えられたもの(ホネに知識がなくて別の水彩ブロガーさん記事紹介がメインのものは除く)
・ネットに長く残っていた方がいいかな~と自分で思った内容
です!
今回は紙筆関係の質問に絞りました!
では早速!行ってみましょう。
筆の買い方が分からない。高くてもいいので必須の筆を教えてほしい
一応うちにもこういう記事がありますが、もっと突っ込んだ内容を描いていこうと思います!
正直、紙も筆も正解がなくて、「無難なもの」 はありますが、必須となるものは画風によって違うと感じています。
ただ、なんとなく紙と筆の相性があったり、作りたい画風によって相性が良さそうな筆があったりするのは思いました。
どうやって自分の頭の中の靄っとした内容を説明するか迷いましたが、
名村大成堂さんのチャート(水彩・アクリル筆)をベースにして、 個人的に思った「使う紙/塗り方別 選ぶ筆」を図解しました。
紙と筆の相性
ちょっと乱暴かもしれないですが、
粗目やごつごつとした紙ほど筆にコシが必要で、
細目の繊細な紙になると、柔らかめの筆が相性よくなる傾向があると思います。
中目の紙をお使いの場合、柔らかい筆だとふにゃふにゃして塗りにくいということがあります。
しかしその塗りにくい筆を細目の紙で使うと 「まぁ!なんとコントロールが効いて塗りやすい!」 ということがあって。
個人的には図のような傾向があるなぁと感じています。
また、個々のグラフでは用意していないですが、アクリルガッシュや不透明水彩など、絵の具自体に重さがあるときも、筆にコシやある程度の硬さが必要な気がします。
塗り方と筆の相性
また、塗り方でも最適な筆が違うような気がします。
自分のようなデジタル水彩を目指すような画風とか、
アニメ塗りみたいに筆の入り抜きが肝の作風、
水を含んだ毛先に少し絵具をつけて、筆圧でぼかすような塗り方の場合、
リス毛のような柔らかい筆をお勧めします。
自分がメインに使っているのがラファエルの「803ブルーリス」(あまり線画が細かくない場合)と
名村大成堂の「りす」(背景付きなどで線画が細かい場合)です。
名村大成堂の「りす」は廃番になる筆なので、売り切れている場合があります。
しかし、これらのサイコーな筆で別の画風を試すと、柔らかさと繊細さが足かせになるなぁと思うこともあり。
水を使ってちょんちょんと塗っていく塗り方だと、筆にコシが欲しいなぁと思って
確か筆を変えた記憶があります。
ホント、「絵柄と愛用の紙による」としか言えなくて、初めから一発で運命の筆に出会えることはかなり確率低いんじゃないかと思いました。。。
スパっとしていない回答ですみません!
筆は乾かすとき吊るした方がいいと書いてあるけど、どうやって吊るせばいいのか
こちら自分で自分に質問したい分でございます!
筆を吊るすための商品って特に売っていないじゃないですか?
検索したときにみんなどうやって吊るしているか、すごく気になっていまして……!!
ということで1年前ぐらいに募集したときに、フォロワーさんからご回答をいただきました!
ホネ山の場合
1年前の画像ですが、今でもこれ使っています。
自分の場合はごちゃごちゃしたメディウム類を片付けたかったので、収納がついていた方がいいなぁと思い
100均で2段の小型ワイヤーラックを買い、上段に洗濯ばさみを置くだけで収納付き筆吊るしになります!
水切りラックでも代用できます。多分
こんなにカオスだったのがスッキリですよ!
(今は同じだけ物が増えてまたカオスになっていますw)
みんなの場合
※自分のアイデアが載っていない!という方は是非ご連絡いただけましたら掲載いたします!
逆に載せないでほしい、ほしくなったという方もご連絡ください!消します!
つっぱり棒2本と木製クリップ
突っ張り棒も素敵ですね!左右に壁があって、突っ張り棒を置くことのできる環境の方は是非!
筆にレース糸をマスキングテープで貼り付け+ケースの中で吊るす
こちらは吊るすためのパーツを筆につけることで、吊るすようにするアイデアです!
ケースを盾にして吊るすことでペットやお子様の手につれにくいようにできるところもポイント高いですし、持ち運びができるのは便利ですね!
あと、検索で見かけた記事なのですが、こちらも素敵なアイデアでした!
でも今の段階では創意工夫をして吊るす必要があるって感じなんですよね~!
どこかのメーカーさんに開発してほしいです。
紙の種類が有りすぎて、何を選べばいいかわからない
確かにめっちゃありますよね~。しかもどの紙も個性満載で!
私も水彩再開したばっかりの時は、画材屋さんの紙売り場の前で、パッケージとにらめっこしてピンときたデザインのものを買ったりしていましたが、
パッケージのロゴやデザインと紙質には、特に相関関係はありませんでした!!
ふかふかの紙は柔らかそうなフォント、ごつごつした紙には強そうなフォントとか使ってほしいと思っていますし、
せめて自社商品だけでも4象限のチャート(縦軸:重ね塗り耐性、横軸紙の目の細かさ など)など記載して欲しいと思います。
正直選びにくいと思っていますわ~!
どうしても言葉で伝えるのに限界があるというか、使わないとしっくりくるか否かはわからないので
各紙メーカーからでている少量づつのパックで塗り比べするのがおすすめです。
ホルベイン、ミューズ、オリオンからでているので、ビビッときたものを買ってみましょう!
また、ネットに出ているレビューを参考にする場合、下記のような項目に気を付けると合う紙を少し見つけやすくなると思います!
・絵の具をすぐ吸い込むか、ゆっくり吸い込むか
・どんなにじみ/ぼかしに仕上がるか
・鮮やかな発色か、落ち着いた発色か
・重ね塗りがしやすいか
・後から色を抜いて修正できるか
・スキャンしやすいか
とはいっても、筆の使い方で紙に抱く感想も変わるので、まずはお試しパックを買うのをお勧めします!
買った紙が高かったので、勿体なくて使えないんですわ。。。
分かります分かります!!あんな紙やこんな紙でこの現象は頻発します。
「これ1枚300円か~。失敗したら300円分損するってことだとなぁ。
ううう……描くの怖い。超超本気絵を描くときの、とっておきの紙にしよう!」
そう思って保管しますが、そもそも超超本気絵を描くことなど滅多にないですし
いざ使おうとするとその紙独自の癖が分からなくて塗りで失敗する(あんなに線画を気合入れたのに!)
なので勿体ないと思い続けて大事にしまい、数年後風邪引かせて使えなくなる。。。
このパターンが一番勿体ないんですよね。。。
その悩み、個人的にはこれで乗り切りました。
もっと高い紙を買う。
相対的に使いたい紙が安く見え、気軽に使えるようになりますwww
……Σ(っ゚Θ゚;)っ ええと、そうじゃない!
この回答はきっと求められていない!
では他に効果のあった方法は……ありました!
高い紙は細かくカットしよう戦法です!
買った紙を1枚はがす
→はがきサイズやATCサイズにカットする(カッター、裁断機などで)
→余った端っこに色遊びや落書きをする
→はがきサイズやATCサイズにカットした紙に軽い絵を描く
「どうせ捨ててしまう端っこなのだから、その前に塗っておくか」精神で、高い紙でも落書きや色見本で気軽に使えるようになりますし、
本番用の紙の大きさで絵を描くことには、高い水彩紙で塗るのにも慣れている!
という流れが期待できます!!
自分も大きくて高い紙を買ったときはこれをよくやっていて、最初のカット分を使い切ることには緊張感が抜けていることが分かります。効果あるのでお勧めです!
裁断機の記事もあります。
お安い裁断機を2月に1回ぐらいのペースで1年間ぐらい使い続けていますが、今も切れ味抜群です。
マジで買ってよかったです!
ナマモノだと思って、封を切ったら早めに使いきろうと思うと、躊躇せずに使えるかと思います!
では、今日はここまで!