大した絵を描かないのにまた絵の具を買ってしまった……と思いがちな方へ

絵描きライフハック
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こんにちは!ホネ山です!
今日は水彩に限らず、画材沼に浸かっている方によくある?お悩みについて掘り下げて考えた記事です。

先日こんなツイートをしたところ、思いの外反響があったのですが
もうちょっと掘り下げた内容を書けそうだと思いました。

絵の具を使いきらずに新しい色を買うのは勿体ない?

多分、食べ物や化粧品を次から次へと買い替えるときの気持ちに似ているのかもしれません。
まだ使えるのに新しいものを使うの?って。

とても素敵な色だと思いつつも、
「1本1000円以上する絵の具をまた買ってしまった。今まで使っていた似た色はどうしよう。。。」
と思ったことあるかもしれないです。

思うこと1:絵の具を使い切るのにそもそも時間がかかる

絵の具って一度買ってしまえばチューブやメディウムが何らかの原因で変質しない限り年単位で使うことができます。
古いものだと10年、20年単位で保存されているものも!
使用期限について、メーカーさんから「お早めにお使いください。」と警告されているのも見かけないですね。。。(実際はあるのかもしれないですが)

そもそも、1本の透明水彩絵の具を使いきるには数年単位必要です。
ちょっと前に取ったアンケートによると、約半数がB5未満の小さいサイズで書いています。


ホネ山もハガキやATCサイズがメインなのですが、透明水彩にハマり直してからどの作品にも使っているであろう色(シュミンケのパープルマゼンタとか)も、3分の1にも減っていません。
多分使い切るには10年近くかかるんだと予想していますw

どうしても「使い切るスピード<新しい絵の具が欲しくなるスピード」の状態になって
勿体ない精神が出てきてしまうんじゃないかと思います。

思うことその2:そもそも絵の具の価値って「絵を描くための材料」以外にもあるんじゃないか?

絵の具の目的って、確かに絵を描くための材料なんですが、きっと私達はそこだけを見ていないと思うんです(特に絵の具集めちゃうタイプの方は)

綺麗な色を、「所有」したい気持ち

綺麗な色の宝石や洋服、身の回りのグッズやイラスト、ポストカードとか。
『色』に惹かれて集めてしまう、いいねを押してしまうってことはよくあるんじゃないかと思います。
自分も過去を思い返すと、理科の資料集の水溶液ページがたまらなく好きだったり、新聞についてくる宝石のチラシを漁っては眺めたりとか、色に魅せられていた場面ってたくさんありました。

きっと絵の具もその対象で、綺麗な色そのものが濃縮されています。
実際絵に使う予定が少なくてもこの『色』自体が欲しいんだ!」って思うのは、ごく自然なことじゃないかなと。

特に分離色やキラキラは、メインで使いまくる機会がそんなになくても、色そのものに価値があるような気がしてついつい買ってしまうんですよね~。

思うことその3:「絵の技術」と「色に惹かれる気持ち」に関係性はない

ちょっと勿体ないの話からはズレますが、
「私は初心者だから、プロ向けの○○メーカーの絵の具は早いんじゃないか」とか
「下手の横好きだからとかもうちょっと上手くなってからにしようかな」とか、色々見かけますが、
1.2で話した通り、色に惚れたのなら、購入するにあたって絵の上手さは関係ないです!
そこってまったく別の要素だと思っていて、プロ用の高級画材は上手い人しか使っちゃいけないものではないんです!

多分芸術の分野である程度頑張った方なら覚えがあると思いますが
小学生のころ、「よくあの道具を使って、絵を(書道を、運動を、などなど)嫌いにならなかったよな~」って思ったことありませんでしたか?
特に筆や水彩紙はそうだと思いますが、道具の使いやすさによって
使っている時のストレスが軽減したり、上達へのモチベーションが変わることはよくあると思います。

どうしても気になるなら買えばいいし(お財布事情とは相談しよう!)
代替のものを買っても、いずれは惚れた商品が欲しくてたまらなくなって購入して、トータルでかかった総額はむしろ高くなっているってこともあるあるだと思います。

個人的には、欲しくてたまらない、情熱が止まらない状態になっしまっている方については
高くてもいきなりお目当ての商品を手に入れた方が、トータルの時間とお金のコストを抑えられると思っています。
(ここは性格にもよるかもしれないですが、私はまさにこのタイプですw)

それでも使いきれない絵の具を勿体ないと思う方は……。

布教に使う

これはチューブの場合になりますが(ハーフパンで出来ないことはないけどちょっと厳しい)、パレットやハーフパンにお勧めの色を絞り出して、お友達にあげる・交換するのはよくあると思います。
15mlとかなかなか使い切れない絵の具も、これなら渡す方もいただく方もみんながハッピーになりますね。
(絵の具メーカーとしては各々に買ってもらいたい思惑はあると思いますが……w)

似た色を比べて塗ってみる

これは結構おすすめです。もう使わないかと思った色に意味を持たせることができるので。
私も何度も比較やっては、それぞれの色に対して「いいな~」と思っています。

集めたら全部青紫なのに笑いましたw

最近使わなくなった色を眺めて、その色を使ったモチーフを簡単に描いてみる

私もたまにやりますが、一度は買った色なので
魅力を再発見したり、意外と合うモチーフを発見出来たり。それ以前にいい陰影の練習になったりで楽しいです。

たまにメーカーさんもこんな企画やっていたりするので、Twitterとかチェックしてみるといいかもしれないです。

結論:家計を圧迫していないなら、罪悪感は持たなくていい

個人的にはこんな結論で!

趣味で集めている分には家族に迷惑とかかけていなければ特に罪悪感感じずに欲しいものを手に入れればいいと思っています。場所もあまりとらないですし!

ただ、家計が圧迫されている場合は話は別かなとw
使えるお金の範囲で色を楽しめればいいなぁと考えています!

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