こんにちは。ホネ山です。
私、買いました。5万円のラピスラズリの絵具を……!!
「5万円の絵具って、どんな価値でこの価格がついているんだろう?」
ネットにも購入者の方の情報があまりないため、人柱になってレポを書いてみよう!と。
そんな気持ちでずっと買いたい買いたいと気になっていたのですが、
ある時こんな内容を読みまして。
この「見たい!聞きたい!透明水彩」に書いてあったのですが
なんと!……本瑠璃が完売したというじゃないですか!
まだ通販サイトに在庫があるのを知っていたので、これは急がなくてはいけない!!と。
んで、買うことを決意しました。
……購入ボタンを押す前に3回ぐらいためらいましたがw 無事購入!
届いたときの感想や使い心地を書いていきます!
本瑠璃はどこで買える?
メーカーでは在庫切れ扱いみたいです。
PIGMENT TOKYO→自分が買ってしばらくしてから販売ページみつからず(売り切れ?)
Amazon→売り切れ
ゆめ画材さんでアニバーサリーセット(115色+本瑠璃)が売っていますが、こちらは17まんえん!!さらに手を出せないお値段になっています……!!
本瑠璃についてのメーカーの解説
2016年のツイートなので、検索して見つけてくるのもちょっと大変でした。貼っておきます!
なるほど。
西洋のラピスラズリとは抽出方法がちょっと違うということが何となく読み取れますね。
確かこの入れ物も、とても高いのです……!!
届いたので開封の儀からスタート!!
高い絵の具ですからね!
せっかくなので開封から動画を取りました!
動画見てられない!という方のためにキャプチャーも貼っておきます。
![](https://watercolor-try.com/wp-content/uploads/2021/01/a4bd5e497bc151b6081283179bb38c18.jpg)
厳重にプチプチでくるまれています。
![](https://watercolor-try.com/wp-content/uploads/2021/01/03d6fcd10d862f61655ecd8453d71762.jpg)
まず箱を空けると……。
![](https://watercolor-try.com/wp-content/uploads/2021/01/27287293eddd1941ec743a676ae77c33.jpg)
巻物のような解説書が出てきました。
![](https://watercolor-try.com/wp-content/uploads/2021/01/0b6ccce5151d956886e116fd6b19ceff.jpg)
Twiterの内容と同じことが書かれているようです。
![](https://watercolor-try.com/wp-content/uploads/2021/01/bff38126d496a5da16192ae23a5bd712.jpg)
青い紙を開くとやっと入れ物登場
![](https://watercolor-try.com/wp-content/uploads/2021/01/05e1260930cbfd42fdc59353dffc931f.jpg)
マスキングテープを綺麗に外して
![](https://watercolor-try.com/wp-content/uploads/2021/01/995b137eea00634f540416e1c83924af.jpg)
真っ青な絵具が出てきました!!
超高級絵の具の塗り心地とは?
なんかもう塗るだけでドキドキでしたw
肝心の色はこちらになります!
![](https://watercolor-try.com/wp-content/uploads/2021/01/honruri-2-1024x314.jpg)
あれ……ウルトラマリンと、そんなに変わらない……w
そりゃそうです。
ラピスラズリからウルトラマリンを抽出しているのですから!!
5万円の気品があるのかと思いきや、思った以上に「目の粗いウルトラマリン」でした。
普通のラピスラズリのブルーグレーにはありがたみとロマンを感じるのですが
ここまで青いと、逆にライバルが人工ウルトラマリンになり、
なんと
「普通のウルトラマリンのほうが顔料が細かくて使いやすいなぁ??」
という思ってしまいました!
取り急ぎ、長年の研究の成果ということで感動はしたものの、
使い勝手としては、数百円のウルトラマリンに軍配が上がります。。。。。。正直なところ!!!
作例?
恐れ多くて気軽に自分の絵には使えません!!!!
代わりに本瑠璃で分離色作った時のツイートを貼っておきます。
うん。……透明水彩とは混ざらないんです。
日本画の顔料と一緒に使えばいいのかもしれないです!
5万円の価値の内訳ってどうなっているのか?(妄想)
そして想いを馳せたいこのテーマ「5万円という値段が付いた理由」!
材料はラピスラズリなので、それほどお高い石ではないですね。
他社のラピスラズリの絵の具は3000円~4000円ぐらいの価格帯です。
原料だけなら多分(いいグレードの石使っていても)、1万円切ると思います。
個人的には研究開発費が積んであの値段になった。……のだと考えていて。
限定200個という売り方でしたので、
大量生産は出来ないけれど、研究にかかったお金をペイできる。
みたいな値段のつけ方なのかな~って想像しています。
あと容器代。
どっかでこの容器がお高いみたいな記事を読んだ気がするのですが、ソースが見つからないです。
水彩本を読む限り、作者の方はお亡くなりになられているようで。。
生前の研究の成果が本瑠璃なんでしょうね。大事に使います!
感想まとめ
透明水彩としての使い勝手ということを考えると、やっぱり普通のウルトラマリンに軍配が上がります。。。
高価&希少なことは間違いないので
個人的には一人で使うというよりは、イベント開いてみんなでワイワイ使ったり、
濃い溶液を乾燥させて小分け(?)と作ったりして、手持ちを拡散していきたいと考えています!!