サクラマット水彩 全色(28色)塗ってみたまとめ

サクラクレパス
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こんにちは!ホネ山です!
今日は、絵の具ヲタをやり続けていると
いずれは戻ってくると言われている(?)サクラマット水彩について書いていきます!!

このサイトでなぜ取り上げたか

ええ。このサイト。
こんなサイト名ですがどちらかと言うと水彩ヲタク向けに作っているので、あまり初心者向けの記事がないんですよね。

しかし、Twitterとかで「サクラマットで描いた!」と書かれていると
……なんだか欲しくなってくるじゃないですか!(ちょろい)

高価な輸入品の専門家用の絵の具に使い慣れてしまった今、
「学童用ってどんな感じだったっけ? 専門家用とどこが違うのかな?」
と勘を押さえておきたくて、買いました! 価格も安いし!

絵は小学生の時よりは上達しているので、学童用の絵の具で自分がどこまで書けるかにチャレンジしたかったのもあります。

サクラマット水彩とは

オフィシャルサイトはこちら

マット水彩商品|ピックアップ商品|商品を探す|株式会社サクラクレパス
「マット水彩」は学童用に開発された透明調にも不透明調にもできる絵の具で、図工・美術の授業に適しています。また失敗しても簡単に修正ができ、キャップをなくさないクイックキャップです。サクラクレパスのピックアップ商品「マット水彩」の特徴とラインナ...

まさに、小学生の時に図工の時間に使う絵の具です!

自分の地域はサクラマット派かぺんてるのエフ水彩派に分かれ、
ホネ山はエフ水彩の方を使っていました。
だから、自分にとっては初めましての絵の具なのかな?たしか。

安全のAPマークつきで、子供が使っても安心。(しかし顔料は非公開)
そして大多数の方が使ったことがあると言う、国民的水彩絵の具です。

不透明水彩でも透明水彩でもない中間のポジション。
水を多くすれば透明水彩風に、少なくすれば不透明水彩風に塗れます。

パレットで固めることもできなくはないですが、ちょっと取りにくいですね。。。
固めるとちょっとしか溶けないので必然的に透明水彩的な画風に。
不透明水彩風に使うなら、都度出すようにした方がいいです!

ちょっと絵の具が重ため(特に厚塗りするときは)なので、
筆はナイロンやイタチとか硬めがおすすめです。
慣れている玉毛筆で塗ろうとしたらコントロールがしにくかったです。

どこで買えるか

こんなに買いやすい絵の具は他にないと思います。
12色セットならどこでも買えます!
自分はスーパーの文房具コーナーで買いました!

後術しますが、全色集めようするとなかなか難易度が高いです。
あまり売っていないレア色もあるので……。

12色、18色、24色……複雑なセット構成。コンプリートするには?!

自分が知る限り、全部で28色流通しているみたいですが、セットは最大で24色。
全色セットはありません!!
公式サイトを見ると、
ポリチューブ(12ml)ラミネートチューブ(5ml)の2種類存在しているようです。

マット水彩商品|ピックアップ商品|商品を探す|株式会社サクラクレパス
「マット水彩」は学童用に開発された透明調にも不透明調にもできる絵の具で、図工・美術の授業に適しています。また失敗しても簡単に修正ができ、キャップをなくさないクイックキャップです。サクラクレパスのピックアップ商品「マット水彩」の特徴とラインナ...


下記に構成をまとめたので、コンプリートされる方は参考にしていただけると嬉しいです。
(公式には単色とラミネートチューブ版の表がなかったので追記しました)

特にレア色は「あおみどり」と「ぞうげいろ」。
こちらはラミネートチューブ5mlにしかない色です。
単体で買おうとすると、Amazonでは10個買わないといけませんでしたw
楽天でバラ売りしてくれるお店があったので、バラでネット通販される方は楽天がおすすめです。

逆にラミネートチューブには「きいろ」と「みどり」がありません。
ラミネートチューブから集めた方は、12mlの方できいろとみどりを買う必要があります。

……なぜこういう構成になったのか超不思議ですww

学校用だと、どのセットを買えばいいの?(非絵具ヲタ向け)

ここのTwitterをフォローしているような絵具ヲタでしたら
「1本100円ちょいで安いから全部買ってしまえ!」の1行で終わりますがw、

検索で来られたパパママさんが、お子様に図工の時間で使ってもらう目的だと……どうでしょうね?
個人的には12mlの18色入りがおススメかなと思います。

18色も入っていて2,000円でお釣りがくるの信じられない!

  • 「きいろ」「みどり」が入っていて、色の概念が5mlよりも分かりやすい
  • (「赤系の黄色」「緑系の黄色」で混色するのは小学校低学年には分かりにくいのと、みんなと同じ「きいろ」や「みどり」が入っていることで安心すると思うから)
  • 「むらさき」があって、赤系統の色が混色しやすい。
  • 「きんいろ」「ぎんいろ」もあるので、何かとキラに弱い小学生は友達に自慢できるw
  • 5mlの2倍以上量があるので買い替えが少なくて済む

この辺りが理由ですね~。
やっぱりキラは重要だと思いますw

マニアはラミネートチューブの24色を買ってきいろとみどりを単色で買い足すのがおすすめです。
こちらも量が少ない分、1,000円ちょいで24色が買えてしまうんですって!
信じられないですw

全色塗ってみた!色見本はこちら!

ということで28色塗りました!

いつも塗っているメーカーより色数が少なくて楽チンでしたw

単体で見るとなかなか鮮やかです!!
12色だと作りにくい色もありますが、全色あれば大抵の画風には対応できます。

特色すべきは緑色の多さ。
緑だけで5色+あおみどりもあります。風景画を想定しているもかもしれません。

そしてないのがピンク。
ただ、これはあか+しろを混ぜたときにきれいにピンク色になります。

個人的なおススメ色ピックアップ

やまぶきいろ

単純に美しい黄色です!
他の色に比べるとテクスチャも柔らかめです!

あか

ありそうであまりない、若干ピンク寄りの赤。
他メーカーだとこの手の色はもっとピンクに寄っているんですよね。
白と混ぜたときに丁度いいピンクを作れるのが売り。
オレンジとも紫とも彩度が落ちるので、オレンジとの混色はしゅいろ、むらさきとの混色はあかむらさきに任せた方がいいです。

あいいろ

専門家用の絵の具に一番近いと感じたのがこのあいいろ。
広がりも発色もよくて、混色でも頼れます。

あおみどり

5mlチューブでしか売っていないレア色。
ちょっと不透明でこっくりとした色味が可愛いです。
小学生の頃に持っていたらお友達に羨ましがられるような色だと思いました。

ふかみどり

これもありそうでない明度で、専門家用の暗い緑とフタログリーンを混ぜたような使いやすい緑ですね。

エメラルドグリーン

これもありそうでない(略)
単純にパステルグリーン好きなんです。
実際使う機会はあまり多くないかもしれませんが、持っていると気分がはずみますw

ぞうげいろ

レア色2。清く正しくアイボリーです。

作例で、トーンを落ち着かせるために白の代わりに混ぜて使っていました。

サクラマットでの作品作りは縛りプレイ?!

早速、1枚しっかりと書きました。
豊富な緑を主役にしました。

描けなくはないです!!
……が、使い慣れている専門家用の絵の具に比べると、
痒いところに手が届かない感じは確かにありました。

混色が鬼門

混色すると、なぜか彩度が落ちてしまうんですよね。
特に紫関連。
もともとのあかむらさきがあまり彩度が高くない色で、
他の色と混色するとガンガン彩度が落ちます。

このあたりのパーツを見ると、顕著にわかりますね。

自分だけがそう感じているのかな~と思って
他のブロガーさんのサクラマットの記事やTweetを読んだところ、
似たような感想を持たれていたので、やっぱりそうなんでしょうね~。

緑や原色中心の作風や、もともと彩度の低い作風でしたらあまり変わらずに描けるかもしれないですが
紫を多用する作風だとサクラマットは正直縛りプレイですw

淡色だとそうでもないのですが、混ぜられている原料が専門家用とは違うんですかね??

透明水彩との違い

同じキャラを描いて比較してみました。
上がいつもの透明水彩、下がサクラマットです。

サクラマットでも透明水彩風に塗ったはずですが、何というか、結構違いますね!

特に肌色の影の紫で、顕著に色が違うと思います。首とか腕とか。
サクラマットの方が彩度が低めになっています。

あと重ね塗りをすると、文字通りマットな質感になります。
目に違いがはっきり出ていますね。

あとは最初の方にも書いたのですが、絵の具の軽さが違うと思いました。
質感がもったりしているので、繊細な動物毛の筆よりも、
コシのしっかりしたナイロン筆の方が扱いやすいです。

おわりに

やっぱり絵は画材だけでは決まらないと思いつつも、
案外画材の性能に助けられていると実感しました。
(画材ヲタだから……というのはありますがw)

とはいえ、昔使っていたような画材で今どれだけ描けるかは、
絵を描いていると定期的に挑戦したくなります。
そういう時に引っ張り出してちょこちょこ書いていこうかな~と思っています!!

色構成的に風景画の方が向いていそうなので、今度は背景つきの絵を載せたいですね~。

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