アナログ画材も表現色々。「ビジュアルボイスドラマ(ストーリー動画)」を選択した経緯

アナログ画材も表現色々。「ビジュアルボイスドラマ(ストーリー動画)」を選択した経緯 その他雑記
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こんにちは。ホネ山です。今回は水彩の画材関連には直接関係ないお話です。
自創作「ニヨンとエメルダ」や発端経緯につきましてお話しいたします。

「ニヨンとエメルダ」とは

透明水彩で塗った絵を使った、音声付き紙芝居ビジュアルボイスドラマ(ストーリー動画)です。
このブログでも作例でよく出てくるキャラ2人が、
一緒に住みながら、魔法学校での生活を通して友情を育んで成長していく話を、動画形式で展開しています。

オフィシャルホームページはこちら!

ニヨンとエメルダ
オリジナルファンタジー動画「ニヨンとエメルダ」情報まとめページ

ざっくりキャラ紹介だけすると、丸い帽子のふわっとした男の子がニヨン

四角い帽子のいかつめの男の子がエメルダ

です!

現在本編2話、外伝1話、設定資料集(本)が出ています。
(BOOTHは空いている時と閉じている時があります。「設定資料集欲しい」という声がございましたら遠慮なくホネ山にご意見ください!開けます!)

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1話はこちら

原画販売をメインにするのはあまり自分には合わないような……?

ということで、この動画シリーズが生まれた経緯です!

アナログ作家と言えば展示会。
展示に出て作品を見ていただいて、お迎えしていただいて。
ファンが増えてきたら少しずつ絵の値段が上がっていって、個展をやって。。。!!
みたいな道があると思いますが、自分はそれにあまり馴染まなかった方の人間でした。

理由も結構たくさんありまして……。

1:気に入った絵は自分で持っていたい

めちゃめちゃ頑張って描いた絵に関しては、「この絵が次回作の基準点になる(超えていきたい)」と思って作っています。
そのため、原画がないと比較できない、どれだけ成長しているかを感じにくいと思っていまして。。。
そのため、ハガキサイズぐらいの絵は手放せますが、時間をかけて書いたB5以上の絵はほぼ自分で持っています。

2:自分が買える値段で絵を売りたい

原画を売るとしても、自分で買える値段の範囲を販売価格としていたい気持ちがあります。
人気作家さんの数万単位の原画争奪戦を見ながら「予算面で自分には気軽に手を出せないものだ」と諦めているところがあり、
原画を購入するのは別世界のように感じてしまっている面が正直あります。
ホネ山は、自分のような人に諦めて欲しくないんですよね!
なので、売るときは2,000円~10,000円ぐらいのレンジで売り続けたいなぁと感じています。

3.自分で工夫しておもてなししたい

そして販売の仕方にも謎のこだわりがある方でした。
ホネ山は自分がマーケティング関連の仕事を本職にしているので、
「なんでで一番楽しい部分を他の人に渡さなきゃいけないんだ!!」とつい思ってしまいますw
求めてくれる方と(必要ならば)お話をしながら、楽しい気分で売りたい! いろいろ工夫してワクワクしていただけるような状態に持っていきたい!って気持ちが強いので、
展示だったらずっと在廊したいタイプです。
しかしこのスタンスではホネの休みが足りませんw

4:絵で稼ぐ、社会的評価を上げていくことにハングリーではなくなった

これは後々の結果の話なのですが、
本業でフリーランス(マーケティング関連)になってから「自分の力でお金を稼ぐ」という自分の根底にあった人生の目標を達成してしまいました。
後々振り返ってみると、それが絵であるか、そうでないものかは自分にとっては執着しない部分だったようです。
結果的にお金は本業で(頑張って価値出すことで)いただいた上で、
「稼いだお金は創作活動に注ぎ込んで、自分の理想を追求していくぞ~!!」なスタンスになりました。

上記の理由から、自分は画家として頑張るタイプじゃないんだな。と自己理解をするようになりました。

一言で言うと「キャラ萌え」を表現したい!

じゃあお前、何で絵を描くのか!?と心の棚卸しをしていた時期がありまして。
そのころにはブログ記事の作例でよく描いていたキャラ2人と、その世界観周りの設定が大量に出来ていたことに気が付きました。

元々ホネ山が絵を描き始めた理由は、「自分の理想の男の子を生みだしたい」でして。
これを何とか形にする、というか、こんだけ自分がオリキャラに夢中になっているんだから、誰か1人ぐらいキャラ萌えしてくれたらなぁ。
小ネタを投稿して「ニヨン君可愛い!」「エメルダ君かっこいい!」と思っていただけたら最高だな!
と思いました。

水彩ブロガー文化祭をやったころ、どんな感想をいただいたときに一番テンションが上がるかと思い返してみると
(もちろん、感想は全部めちゃくちゃ嬉しいことは前提で、それでも本能的にグッとくるものってあると思う!という問い)
キャラに関する感想が来たとき、に嬉しさが爆発することに気が付きました。

それに気付いてから、「自分のキャラに萌えてくれ!」を表現のゴールにしようと思いました。

動画形式にした経緯 「キャラクターの生きている感」が魅力!

そうすると、必要なのは絵だけではありません!
キャラに萌えるためにはビジュアルの他に「キャラの行動や思い」、そして「ストーリー」が必要だ!
と思うように。

1枚絵の分野にとどまって伝えるのが遠回りだと思うようになりました。

絵を見せながらストーリーを伝えるためには「漫画」や「動画」、「小説+挿絵」「絵本」があって。
どれにしようかな~とかなり考えた末、自分は動画を選択しました。

この辺りが理由です。
・透明水彩の絵をカラーで見せて、アナログ絵の魅力を伝えることも目的としてあった
・自分が出来ること(スキル)が漫画よりも動画作成に適性があった。(live2Dや合成音声にも興味があったので)

あまりやっている人も見かけないし、そのうち「アナログ画材でもストーリー動画を作れるよ!」
みたいな記事も書けたらと思って動画の道に突き進んでいきました。

動画は絵の魅力、話の魅力、演出の魅力、音声の魅力を伝えることが出来て、
立体的にキャラの魅力を表現することが出来る、総合芸術のような表現です。

この特性が「全部やりたい!全部こだわりたい!」と思う自分にマッチしていて
最初に作った時は、キャラクターが喋っていることに「ニヨンも!エメルダも生きている!」なんて物凄く興奮した記憶がございます。

最初に作ったのがこれ。(2022年12月ごろ)

数枚絵を描いてフリーBGMと合成音声を当てただけの作品ですが、当時はめちゃめちゃテンションが上がりました。

そして(記事を書いている時点での)最新作はこれ。(2023年11月)

「動画に合うBGMが足りない!」と自分で曲を作るようになり、1曲(フリーBGM)以外すべて自作のBGMになりました。
合成音声もピッチ編集ソフトを使って出来る限りの感情を表しています、
このストーリーのために用意した絵も15枚まで膨れ上がりました。

そして、今作っている本編3話は
キャラクターの声が合成音声から肉声(ネット声優さんの声)になる予定でして!
今頑張って声優さんに声を収録していただきながら、自分も頑張って絵を描いているところです!!

見ていただくのは、思ったよりも難しい

やり始めてから1年半、「ニヨンとエメルダを知っている!」という方は増えてきたものの
正直、本編動画を再生してくれる方はなかなか増えませんw

宣伝手段がX(Twitter)のみなので、動画媒体と相性がイマイチというか
1枚絵や漫画に比べると、見てもらうためのハードルがかなり高いことを痛感しています。

色々感想もいただけるようになり「ニヨンやエメルダに萌えて欲しい」という点ではかなり満足しているのですが
正直もっと幅広い方に出会って、キャラにニヤニヤしていただけるように、工夫をする必要があると思っています。

そして私は一応宣伝のプロ(なはずw)なので、プロ根性としてはここで諦めるわけにはいきません!
どういう風にPRすれば、見たいという気持ちになるかを研究して、行動して、失敗して、改良して……。
ある程度の結果を残せば、本業にも生かすことのできるスキルが身に付くチャンスがあるのです。

これからやりたいこと シンプルに2つ!

最後に、これから目指していくことを書いていきます!

1:より多くの方に見ていただく

上でお話しした内容です。
作家としては見てもらって、感想やリアクションもいただけることに満足していますが、
マーケターとしての自分がそこにNoを突き出してきますw
「見られている方はもっと見られている。作品の宣伝方法を研究してスキルアップしてくれ」と。
作家の自分に勅命が下りていますw
しかし、宣伝方法を研究するためにもまずはまとまった作品の量が必要で!!
秋冬はどんどん作って、そして宣伝します!

2:作品のクオリティを上げる

3話からネット声優さんが自分の作品に協力してくれるようになりました。
すると、もう自分だけで作っている作品ではなくなっており。
見てくれる方だけじゃなくて、一緒に作ってくれる方のためにもいい作品を作らないと!と。
責任感が湧いてくるようになりました。

まずは磨きやすいところからがんばります。
絵の情報量を増やすことと、「ぱっと見綺麗」と思う色彩構成を目指すこと。
そしてもっと映像作品をたくさん見て、これいいなぁと思う感覚をストックしておくこと。
今の自分にはこの辺りが必要かと思います!

締め 同じアナログ絵でも表現色々。自分の心が震えるゴールは何か分かったらつき進め!

ということで、自分の場合は何で動画を選んだのか。
その経緯と表現の特徴についてお話しさせていただきました。

・自分の絵の技術を使ってクライアント様に喜んでもらえること
・自分の絵の人気を出して界隈の中でトップクラスの知名度と実利を狙うこと
・自分の世界観をひたすらに追及して1枚に込める道を進むこと
・描きながら楽しくテンションを上げて優勝する!と描いている時の気持ちよさを追求すること
・日常の鬱憤を浄化して心のバランスを取るために、どうしても創作が必要だという気持ち
・そしてホネ山のように「キャラ萌えされたい~!!こういうキャラ、いいよね!と思われたい~!!」と悶えること

何か表現し続ける人生を選んでしまった、結果的にそうなってしまった方には
心に秘めた
欲求が(意識的に/無意識の中で)あると思います。

そこら辺を心の中で掘り返して、自分が出来る表現方法と結び直してみると
真っ当に創作に狂う未来が待っていると思いますw
それは苦しくも楽しい、かけがえのない時間です!

お知らせ!2025年1月24-25日「ニヨンとエメルダ」コラボカフェ&個展やります!

来年1月24日(金)~1月25日(土)に、横浜近辺で
ニヨンとエメルダのコラボカフェ&個展をやります!

コラボカフェやるならついでに展示もしよう!というノリで、カフェの方に相談したら決まりました!!
コラボメニューもカフェの方と協力して試行錯誤中です!相談していて涎が垂れてきそうなくらい心躍るメニューが出来そうな感じです。

詳しくはまた告知記事をアップします!

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